ブラック企業に見られる特徴としては、残業や休日の返上が当たり前で、就労時間に見合った給与が支払われないなど、雇用上の問題が挙げられます。
また職場での関係性が原因となるものとしては、職務上の地位を利用して理不尽な要求をされたり、勤務先でのポジションが理由で正当な意見が通らないなど、職務を遂行する上で大変困難な要素となることが特徴のようです。
ブラック企業の体質を一社員が改善することは非常に難しく、場合によっては不当な降格や解雇などへと発展してしまう可能性もあります。そのため、予め理不尽な体質を持つ勤務先を見極めるポイントを掴んでおくことが肝心となります。このような体質の勤務先を事前に見抜く方法としては離職率を調べるのが一般的ですが、そのほかにも会社案内やホームページの内容などが手掛かりとなったりします。
特に外部へ向けた情報の内容が稚拙であったり、あまりにも誇張された表現が使われている場合には注意が必要になります。また同業他社からの評価や、取引先からの情報なども重要になり、周囲からの評価が低い会社は社員が正当に評価されないという傾向も見られているようです。それに加えて、面接時などで勤務先を訪れる機会があるのなら、組織形態や雰囲気などに見られる特徴から勤務状況を推測してみることも大事なポイントとなります。
社員の覇気がなく上司への返答で異常に萎縮しているような態度が見られる場合は、ブラック企業に該当する場合もあります。社員同士でコミュニケーションがうまく取れていない雰囲気も、注意をして見ておきましょう。